2010年モデルの新型ハンディカム 6モデル発表
今日はBloggieと同時にハンディカムも6モデル発表になっています。bloggieっていじってみるとメニューなどはサイバーショットに近いんですが、こうして発表が合わせてあるところをみると商品カテゴリーとしてはハンディカムに近いんですかね?
で、その本家ハンディカムの方もすごいことになっています。6モデル、どれかひとつとっても昨年登場していたら大騒ぎになっていたようなモデルばかりです。
ソニースタイルには早速、その早見表も掲載されていました。ここから機種ごとの違いを読み取れ!というと、ちょっと厳しいんですが、個人的に気になる部分とかはこれでまずチェックが可能です。
たとえば、乗り換えを意識している人は記録容量がどうなっているのか、液晶モニターのサイズと解像度は?というのがピンポイントでチェックできます。フィルター径などは掲載がありませんが、画面左下にe-カタログにて「より詳しい仕様比較をする」というボタンがあるので、こちらで検索可能。
フィルター径は500シリーズはそのままで37mm径、300シリーズ、100シリーズは30mm径となっていました。クラスごとにみるとフィルターの変更はないようです。
さて、今回のモデルの新技術、セールスポイントですが、非常にわかりやすい動画で紹介されていました。
この動画をみるのが面倒、というのは私も気持ちがわかります。動画からキャプチャーした静止がで細かいところをチェックしてみたいと思います。
まずは今回のモデルの売りのひとつでもある、広角ワイド撮影。広角ワイドレンズの必要生徒課って、こういうシチュエーションで必要ですよね、という説明で狭い空間での撮影を例にあげることが多いんですが、なるほど、これは狭い。
観覧車での一コマを撮影するわけですが。。。
従来のハンディカム、CX520Vや、XR520Vの43mmワイド端ではこういう映像になっていましたよね。なので、ワイドコンバージョンレンズが必要なんですよ、という説明をすることも多かったんですが、今回の新型ハンディカム、全機種ではありませんが500シリーズ、300シリーズで29.8mmという広角レンズを実現。
はい、なんと、こんなに広い画角での撮影が出来るので家族全員映りますよ、という説明になっています。
オプションのワイドコンバージョンレンズを使っても30.1mm相当だったはずなので、ワイコンレンズを使うよりも広角になります。これはすごいなぁ。。。あの、重たいワイコンレンズを使わなくて済みますので、デフォルトでワイコンを使っている人が一番恩恵を受けそうです。
で、よくみると左下に「35mm換算値 アクティブモードオフ時」という注意書きがありました。
なんだ、そういうことか。。。
えーと、アクティブモードというのは10倍手ぶれ補正のことです。光学手ぶれ補正とBIONZを使って手ぶれ補正を従来の10倍効かせられる、というのをやっているんですが、その機能を一時的にオフにすることで撮影画角を広げているみたいです。
もちろん、それだけではなくレンズ性能も違うんでしょうけど、ま、広角にすると手ぶれはあまり目立たなくなりますからね。アクティブモードをオンにしたときの画角がどれくらいのものなのか、気になります。
続いてはそのアクティブモードを使った手ぶれ補正の件。
広角側で昨年は手ぶれ補正域を10倍にしたとのことでしたが、今年はテレ側で従来よりも2倍の手ぶれ補正をするとのこと。
まだ、この機種についても詳細の説明が販売店にも降りてきていなくて、プレスリリースを読んでいるだけなんですが、テレ側でもBIONZを使って、光学手ぶれ補正と電子手ぶれ補正を同時におこなっている、ということで良いんでしょうか?
運動会需要もそうですが、野鳥撮影を手持ちでできるメリットもあるので、これは個人的にも気になります。
そして、おなじみの3方向手ぶれ補正。昨年モデルではメモリー記録のCXだけが回転軸補正をしてくれていてHDD記録のXRモデルでは3方向手ぶれ補正をしてくれていません。
今回のXR550で、初めて3軸補正のHDDモデルが登場、ということになります。昨年春にXR500V、夏にCX500Vのレビューをさせてもらいましたが、この回転軸の補正があるとないとでは、手ぶれ効果は全く変わってきます。
歩いているときのコツンコツンという感触が完全に消えますからね。
☆当店blog 09.7.19「新型ハンディカム『HDR-CX520V』の手ぶれ補正効果」
そして、これは海外で発表になったときには全然わからなかった話。オートフォーカスが改良されてピントが合うスピードが上がっているそうです。
ここにも小さな文字が書かれていますが、これは1mから30mに被写体を変えたときにフォーカスが合うまでの速度が従来機より倍になっている、という説明。倍速というのがなにをもって倍速と呼んでいるかの根拠が書かれているわけです。
これも動画で案内されているんですが、なるほど、説明がうまいですねぇ。サイバーショットでいうところのマクロモードへの切り替えが瞬時に行われているのがわかります。
暗所でのフォーカスのスピードも上がっているとなっていますが、これはAF性能というよりも裏面照射CMOSのおかげのような。。。裏面照射CMOSを搭載する前はそもそも、こういう暗所でフォーカスを合わせるのが難しすぎて、こんな風には撮影出来なかった気がします。
eye
Vio「HDR-XR500Vの暗所撮影比較」(再生時間32秒)
さらにフォーカスが合うのが速くなっているってことは。。。もう無敵ムービーじゃないですか?
そして、おまかせオートという、サイバーショットにも搭載されている自動で撮影モードを変更する機能も新しいですね。昨年までは「顔キメ」とか「自動逆光補正」としてていたものを、統合した感じみたいです。
認識するシーンは上記の通り。シーンセレクションみたいなものを切り替えるのではなく、失敗しやすいシーンでのみ助けをするというコンセプトはサイバーショットの時から踏襲されているみたい。
これもわかりやすいムービーが用意されていましたが、こんな風な逆光状態だとしたら。。。
人物検出をして、逆光補正、さらに三脚を使っているようで三脚モードにして軸回転補正をキャンセルするような撮影をしているようです。
以前、ハンディカムの撮影教室で教わってきたんですが、動画の場合はデジタル一眼と違ってピントにはそんなに気を遣わなくてもよい、オートフォーカスで十分いいんだけど、それよりも露出を気にして見やすい明るさを常に意識しなさい、その方が上手な撮影をしているように見えるから、という話をされていたんですが、まさにそこに手をさしのべている様な機能になっています。
あとはゴルフショット機能というものも新搭載。フォームの確認用のものだそうですが、こうして所定の位置にプレーヤーを置いて撮影すると。。。
AVCHDのハイビジョン動画と一緒にこういう連続写真のJPEG記録もするそうです。その場でフォームをチェックできるのはもちろん、2MBサイズもあるんでしたらA4サイズくらいにプリントしてチェックすることもできそうです。
ゴルフをしないひとには関係ないかもしれませんが、いやいや、こういうのってゴルフをしている人にはドンぴしゃ需要がはまると大変なことになりますからね。ゴルフ意外にもテニス、野球などで利用ができるそうです。
そして、なんと言っても一番でかいのが24Mbpsでの高画質録画です。従来はDVD-Rへの記録を前提に16Mbps止まりだった記録ビットレートがブルーレイディスク記録を前提にした24Mbpsへ大幅向上。
2度と撮影することができない自分の家族の記録映像です。出来る限り高画質に録画したいのは当たり前で、今後もどんどん移行していくであろうブルーレイディスクで使える高画質にしておきたいですからねぇ。消えていくDVDの規格に縛られている場合ではありません。
その他、500シリーズ、300シリーズに搭載されるGPS機能ですが衛星の位置情報をあらかじめPCからダウンロードしてハンディカムに入れておくことができるようになったそうです。
以前、ご案内したことがありますが、GPSは位置情報を衛星から受け取りながら、今後2時間の衛星スケジュール、そしてこの先1週間の大まかな衛星スケジュールを受信してそれをもとに位置を割り出します。なので、すぐに位置情報を捕らえるなら、バッテリー充電が出来るところで直前に13分間、GPS衛星の信号を受けさせて、それから使うとすぐに位置を割り出せる、というコツがあるんです。その13分間の衛星受信をさせる代わりにWEBからそのデータをPC経由で入れてしまうなんて。。。そんなことができるとは! びっくりな機能でした。
こういうのは海外サイトで和訳した片言の日本語で読んでもわからない話です。
モデルは6モデル。
415万画素で動画撮影できる、フィルター径37mm、92万画素液晶モニターを採用した500シリーズ。
266万画素、29.8mm広角、新アクティブ補正ができる23万画素液晶モニターの300シリーズ。
135万画素、光学25倍、コンパクトサイズの100シリーズで、それぞれにHDD記録モデル、メモリー記録モデルが用意されています。
旅記録などをメインにするならより軽量コンパクトなメモリー記録のCXシリーズ。運動会、お遊戯などで長期間記録が必要なケースがあるなら大容量HDD記録のXRシリーズがおすすめです。
いつもなら最上位機種の500シリーズこそがおすすめ!とかになるんですが、アクティブ手ぶれ補正も、29.8mmワイドも300シリーズが搭載しています。CMOSセンサーの画素数が圧倒的に違うというのはありますが、1920×1080=207万画素ということで、フルHDに必要な画素数はあるんですよ。フィルター径が37mmから30mmにダウンしてしまってはいますが、意外と300シリーズとか、おすすめかも。
CXシリーズのボルドーブラウンとか、なんか映像でみると木目調っぽいカラーにも見えて、なんか良い感じなんですよねぇ。
また実機をさわってきたらレポートしたいと思います。
★ソニースタイル メモリー記録ハンディカム「HDR-CX550V」はこちらから
★ソニースタイル HDD記録ハンディカム「HDR-XR550V」はこちら
★ソニースタイル メモリー記録ハンディカム「HDR-CX370V」はこちらから
★ソニースタイル HDD記録ハンディカム「HDR-XR350V」はこちらから
★ソニースタイル メモリー記録ハンディカム「HDR-CX170」はこちらから
★ソニースタイル HDD記録ハンディカム「HDR-XR150」はこちらから
sony頑張れ
2010年1月14日 @ PM 8:51
大変と言われていたハイビジョン編集もパソコンの進化でようやく普通にできるようになったことから、ハイビジョンハンディカムの買い時を検討してきました。
前機種でほぼ完成形と思っていましたが、今度も凄い進化ですよね。ようやく初ハイビジョンカメラ購入に踏み切れそうです。
今年度中に3Dデジカメ(サイバーショットかα?)も出してくるそうですね。最近のSONYは凄すぎて心配になります(笑)
店員佐藤
2010年1月14日 @ PM 9:15
♪sony頑張れさん、こんにちは。
ハンディカムの進化はここ2年くらい、大股の1歩みたいな
感じですごいことになっています。価格も安くなっていますし
お買い時だと思います。
ビューファインダーがないんですが、CX370Vが個人的には
ぐらっとくるモデルです。